03 小屋裏断熱材 セルロースファイバー

セルロースファイバー断熱材
目的にあわせて使いたい防音断熱に優れたエコルーフ断熱

2階リビングの勾配天井などは、天井仕上げ面が屋根面に近くなり、屋根の熱の影響を受けやすくなります。そのような場合の屋根断熱にはマツナガのセルロースファイバーのエコルーフ断熱が適しています。これは天然の木質繊維で屋根裏面をすっぽり包んでしまう断熱工法です。写真のように、繊維状にしたセルロースファイバーを吹き付けて定着させます。15cmほどの厚さで断熱層を構成します。断熱性能の向上だけでなく、防音の効果もあり、ガルバリウム鋼板の屋根の雨の音もほとんど気にならなくなります。

木から生まれたセルロースファイバーは吸放湿性が優れていることも大きな魅力です。湿度が高いときは吸湿し、乾燥時はそれを放湿して、湿度を調節してくれます。壁に使う羊毛の断熱材ウールブレスとともに呼吸する住まいにふさわしい断熱材です。

難点はコストが少々高いこと。しかし屋根裏面に使うことで、屋根からの熱と音はほとんど防ぐことができ、省エネにつながりますから、2階リビングの住まいやロフトのある住まいなどには、とても適した断熱材です。

セルロースファイバー

セルロースファイバーの繊維



セルロース(外壁)

外壁の柱間にもすき間なく吹き込むことができます。



セルロース(屋根裏)

屋根の裏側全体に厚さ15cmで吹き込んでいます。



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