05 羊毛断熱材 ウールブレス

羊毛断熱材
家をセーターで包むような暖かい自然素材の断熱材

呼吸する住まいでは「ウールブレス」というニュージーランドの羊毛から作られた断熱材をよく使っています。厚さは100mmと60mmの2種類。それぞれにバージンウールの製品とリサイクルウールの製品があります。

通常使うのは厚さ100mmのリサイクルウールで、コストは約1500円/平方メートルくらいです。グラスウールより1平方メートル当たり1000円ほど高くなり、一軒の住宅では、300平方メートルの断熱材を使うとして、30万円ほどコストアップになります。

しかしウールブレスには利点がいろいろあります。まずは呼吸するように湿気を吸ったり吐いたり、吸放湿に優れていることがあげられます。

光設計では外壁通気工法をとって、壁体内に充填する断熱材としてこのウールブレスを使用して、外壁を呼吸するようにしています。ウールブレスは簡単に再利用や処分ができるため、環境に負荷をかけないサステイナブルな素材としても優れていると思います。


ウールブレス2種

リサイクルタイプ(灰色)とバージンタイプ(白色)



ウールブレス

柱の間にリサイクルタイプのウールブレスを充填した状態



「呼吸する住まいとは」に戻る

ご質問はお気軽にどうぞお問い合わせ