仙台市Eさまからのお便り

  • 仙台市Eさまからのお便り
    仙台市Eさまからのお便り
    このたびの私どもの新しい家をつくっていただくにあたりまして、多大なご尽力をいただき、深く感謝申し上げます。
    思えば設計当初お会いしてから一年九ヶ月、私どもの要望に細かく耳を貸して下さり、じっくり相談にのっていただきながら、私たちも、イメージを少しずつ熟成させるように、ゆっくり考えながら練り上げてこれたことは、大変ありがたく思っております。

    途中、あの東日本大震災をはさみ、一時はどうなることかと思われた時期もありましたが、幸い大きな計画の変更もなく、おかげさまでここまで来れました。

    建設工事中も、そのときどきで、どうしても気になる点が出た際も、小泉さんにも見ていただきながら、一つ一つ丁寧に解決していただき、あとで後悔することのないように、ご配慮いただきました。

    出来上がってみて、あらためて、外装や、細かく配慮された内装のつくり、階段の共通本棚や勉強コーナーなどほぼすべての点で私たち夫婦の感性にとてもよく合ったいい家をおつくりいただいたと感じております。(もっとも、家の本当の良さは、これから実際に住んでみてさらに良くわかっていくものでしょうが。)
    また、先生が大の猫好きの方で、私どものこだわりをとてもよくおわかりいただけたことも幸いでした。

    正直申しますと、私自身もそうであったように、子ども達はいずれ家を出て独立し、それぞれの家族を築いていきます。「最後は、家内と自分だけが残るのだから、いっそのこと一生マンションでもいいのかな」と思っていた時期もありました。
    それでもやはり、子ども達が折に触れ自分の「家」、「自分の部屋」に戻ってこられることも家族の「絆」を保つことも、親として、思い出の詰まった「空間」を残しておいてあげてこそのものだろうと思い、家をつくることにしました。

    そんな意味あいからも、先生からご提案いただいたおかげで、みんなでいろんなところで手に入れてきた「アンモナイト」を持ち寄ったり(ちなみに今回採用された白いアンモナイトは、家内と長女が京都と二人で訪れた際にたまたま買ってきたものでした)、黒い石を探してみんなで歩き回ったり、手形を押したり、表札も家族みんなの好みを聞いて決めるなどの時間をもつことができたことは、とても良かったと思っております。

    家内から小野さんを通じて、無理にお願いして仙台までの足をお運びいただいたところから始まり、最後の最後まで多々お手数をおかけいたしましたが、先生にお願いできて本当に良かったと思っております。
    今後とも何かとご相談のっていただくこともあるかと存じますが、よろしくお願い申しあげます。このたびは誠にありがとうございました。
↓画像をクリックすると詳細がご覧になれます。
お便りPDF